はじめに
インターネット上の動画を「あとでオフラインで見たい」と思ったことはありませんか?
そんなときに役立つのが yt-dlp というコマンドラインツールです。
本記事は Windows 環境 を前提に、「動画を確実に保存する」ための最短手順だけをまとめています。
⚠️ 必ず 自分に権利がある動画、または 配信サービスがダウンロードを許可しているコンテンツ のみで利用してください。
yt-dlpとは
本記事で紹介する yt-dlp は、
- 完全無料・オープンソース
- 広告なしで安全性が高い
- コマンドを入力するだけで簡単に使える
という特徴を持つ、非常に信頼性の高い動画保存ツールです。
初心者の方でも手順さえわかれば簡単に扱えますし、世界中のユーザーに支持されています。
1. yt-dlp を準備する
1. 以下のサイトからyt-dlp.exe
をダウンロードします。

2. インストール作業は不要です。これだけで使えます。
2. 基本編:動画URLをそのまま保存する
1. キーボードのWindowsキー+Rキーを同時に押して「cmd」と入力し、OKを押します。

2. コマンドプロンプト(黒い画面)が開きます。

3. ‘cd Downloads‘と入力し、エンターを押します。

4. 先ほどダウンロードしたyt-dlp.exeを右クリックし、パスのコピーをクリックします。

5. コマンドプロンプト上で右クリックし、コピーしたパスを貼り付けます。

6. 貼り付けたパスの後に半角スペースを入れ、保存したい動画のURLを貼り付けます。

➡️ 成功した場合、以下のようにダウンロードが始まります。

7. ダウンロード完了後、自分のダウンロード不フォルダにファイルが保存されます!

3. 応用編:分割配信(HLS・m3u8)の動画を保存する
一部のサービスでは動画が小さな断片(チャンク)で配信され、マニフェストファイル(.m3u8) を通じて再生されています。
その場合は ページURLではなく m3u8 のURL を指定する必要があります。
手順
- ブラウザで動画ページを開きます。
F12
を押して 検証ツール(DevTools) を開きます。- Networkタブ に切り替えます。
- フィルタに
m3u8
と入力して動画を再生すると、playlist.m3u8
やmaster.m3u8
が表示されます。 - そのURLを右クリック → 「リンクをコピー」 します。
保存コマンド
yt-dlp "https://example.com/path/to/playlist.m3u8"
4. まとめ
- URLをそのまま指定 → 通常の動画は保存できる。
- m3u8を指定 → 分割配信形式の動画も保存できる。
- コマンドは一行だけ。余計な設定は不要。
- 利用時は必ず 権利と規約を確認 してください。
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